今日種の整理をしながら、秋作の固定種(味や形が固定されたものが育つ品種)の種を確認していたら、結構な量が机に並びました。
固定種の栽培を始めてから2年が経過し、それまでコツコツ蓄積してきたのもあり、色々な種類の作物の種が揃ってきました。まだまだ種の自家採取の方法でわからないことも多々ありますが、これからも工夫して固定種の扱いを増やしていきたいと思います。
かといって、「固定種以外の種では栽培しないんだ!」というほど、強いこだわりを持っているわけではない私。F1(1代雑種)も面白いものがあれば、使ってみたいと思っています。
良く固定種の栽培をしています、という話しをすると「そうしたら、F1品種は絶対に使わなんでしょ」とか「農薬も嫌いなんだねぇ」などの話をされることが多いのですが、全然そんな風に思ったことはありません。
要は選択の問題で、私はそういう選択をしなかっただけ。
良い・悪いという判断基準ではなく、「単に、その方法が自分にとって楽しいから」というだけなのです。農薬を使っていないのも、その栽培方法を自分でやってみたいと思ったから、というだけです。
用法容量を守って農薬を使うことは、全然問題ないと思いますし、F1品種も自分が作ってみたかったり、お客さんのリクエストがあれば、そういった作物を作ることもあります。
強いこだわりより、柔軟な考え方や多面的な見方が大事だと思っています。
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