視察研修(トマト)

フレッシュ&Uターンセミナーで、神奈川のトマト農家の視察に行ってきました。

事前に、すでに訪問したことのある友人から「あまりにも大きすぎて、農作業という意味では、参考になる部分は少ないかも・・・」と話しを聞いていたので、ある程度は覚悟していたのですが、本当に「超」がつくほどの大規模トマト農家さんでした。

5ヘクタール(50,000㎡)以上の農地に、1ヘクタール(10,000㎡)以上のトマトハウス、そして億単位の売り上げの農家さんでした・・・・・。

菜園場の畑全体の面積を合わせても、5,000㎡弱。何という広さ・・・・

当然機械化も色々な場所で徹底されていました。サイズ別のトマト選別機。初めて見た。便利そうだけど、菜園場の場合は手でやった方が早いくらいの量(笑)。

ハウス内には、多くの農家で導入されているトマトの養液栽培システム。

このような養液栽培のシステムを見るたびに、不思議な気持ちになる自分がいます。これが私のやりたい農業なのか?と。

  • 温度を徹底的に管理し、栄養分は液肥でまかなう。
  • 温度が足りなくなったら灯油で燃焼して加温。
  • 病気がでないように農薬で適宜消毒。
  • ロックウールやヤシガラを使うので土は使わない。

もちろん、これらの作業に多くの手間がかかっており、結果出来上がるトマトは、どれも美しいピカピカの真っ赤なトマト。自分の目でみても、見た目もとても美味しそうでした。

「世の中のお客さんのニーズ」にあったトマトだから、よく売れて、そして売り上げが拡大しているので、結果として、これが一つの農業の形として必要なものなんだと、頭ではわかっているつもりなのですが、、、、

どうにも私の頭の中では、農業は「土をいじり、自然の営みにちょっぴり後押しをした結果、収穫物を得られるもの。」というようなイメージが染みついているんだろうなぁ。

儲かって、安定的に生産でき、そのうえ大多数のお客さんのニーズにこたえられる、という点は非常に魅力的なのに、どうしてこういった養液栽培システムをやってみたい、と自分は思わないのだろうか。

考えてみたけど、興味はあっても自分が楽しめないからかと。

今、菜園場でやっている栽培方法が最良の方法とは思わないし、大変なこともたくさんあるけど、機械的な制御は極力しないで、自然環境とうまく付き合っていく方法を探ってみたい。うまくいこうが、失敗しようが、それが自然なんだと。

きっとそのほうが自分が楽しいのだと思います。大変なのに!

時代の流れに逆行しても、自分が楽しめる方法を優先したい。そう思う自分の気持ちを今後も大切にしていきたいな、と思った研修でした。