先日野菜の販売をしていた際に、『「食べる大根おろし」を販売されているようですが、これって何ですか?どういう風に畑になっているのですか?』との質問を多数頂戴したので、「食べる大根おろし」が畑でどういうふうになっているか、その状況をご紹介。
通常ダイコンはズボっと引き抜いて出荷・販売されるのですが「食べる大根おろし」の場合は、大根の根っこ部分ではなく、そこから花が咲いて、実をつけてからの収穫になります。
大根の根っこを抜かず、そのままにしておくと、↓こんな具合に、茎が伸びてきます。
そして、花が咲き、実をつけだすと、こんな感じにダイコンの花・実がダイコンの上部に現れてきます。
この実が完熟したらダイコンの種として次期作の種になるのですが、種になる前のかなーり若い段階で収穫したものが「食べる大根おろし」になります。
単にこれらの実をもいで収穫すればよい、と最初は思ったのですが、時期を間違えると、すじばったものになり食味がわるくなるので、タイミングが大事。しかもダイコンの品種によって味が変わるという結構不思議な収穫物になっています。
そのうえ、あっという間に収穫可能な時期が終わってしまうので、収穫適期には、園主と延々とこの収穫を行うことに。
なかなかにくせ者なのです(苦笑)。
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