菜園場では、畑の土と堆肥をブレンドした独自の培土を使っています。
市販の育苗培土を使う場合もありますが、主に使うのは畑の土と堆肥。苗から栽培してポット上げする時にかなりの土を必要とするので、せっかく豊富な堆肥があるのにこれを使わない手はないし、良質な畑の土もあるのだから自分で配合してみよう!と思ったのが始まり。
初年度は堆肥8-9割、残りは畑の土という構成で試したところ、排水性が良すぎて苗の生育がよくありませんでした。トマトは水を多く必要としないので、この配合でもうまく栽培できたのですが、ナス、その他の栽培がいまひとつな結果。自分の中では要改善レベルでした。
次年度は堆肥6-7割、赤玉土(中)を1割で、残りは畑の土で試したところ、まずまずの生育具合だったのですが、ポットの中の根っこのまわり具合を確認したところ、あまり根が育っていませんでした。まだまだ排水性が良すぎて、根の生育領域が少ないと感じ、改善ポイント検討レベル。
今年は、堆肥6割前後、赤玉1割、バーミキュライト1割、畑の土3割以上で配合したところ、水はけも良いし、畑の土部分を中心にうまく根の成長が確認できているので、これで大分改善されたように思います。今年の栽培を終えてからの判断ですが、今年の配合が今までで一番よい状態。
現段階でナスの生育も今までで一番良いと感じる大きな葉。
市販の培土はここらへんのことを考慮しなくてよいので簡単なのですが、どうにも苦労する道を選んでしまう自分がいます。
まずはやってみて、日々改善していく、というスタンスが好きなのです。
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