この時期菜園場イチオシの野菜が「葉にんにく」です。
葉にんにくとは、生育途中の若いにんにくを早採りしたものです。若いにんにくの早採りなので、葉茎含めて全部がやわらかく、丸ごと一本そのまま料理に使える野菜です。にんにくだと香り・味ともに強烈すぎるけど、にんにくの香り・うま味を料理に加えて深みを与えたい、というときは「葉にんにく」がおススメです。
食欲そそること間違いなし。
通常にんにくといえば、地面に植わっている茎の最下部がぷっくり膨らんだ状態で出荷するのが一般的なのですが、葉にんにくは、この茎の最下部が太る前の若い段階で収穫・出荷します。写真↓の白い部分が5月ころに収穫すると太ったにんにくになるのですが、若採りする今現在の段階だと、ほっそりとした状態です。
そのまま太らせて普通のにんにくとして収穫・販売したほうが収益性が良いので、ほとんどの農家さんは作りません。ですので、にんにくを若どりした葉にんにくは、かなーり贅沢な品なのです。
そのため園主も私も「葉にんにくの収穫・出荷どうしようか・・・・・生育もよいし、この状態で出荷するのはもったいないんだよな・・・。」となり、なかなかたくさんの出荷は行いません。マイナーな野菜でもあるので「たまには宣伝もかねて少しだけ出荷してみようかねぇ」となったときに農協やスーパーなどに出荷しています。
ということで、レアものであります(笑)。
丸ごとザクザクカットして、炒め物にいれれば上品なにんにくの味が楽しめるので個人的にもおすすめ。
明日は「これを入れると麻婆豆腐の味の深みが変わるんです!」という、小さな手間のこだわりを詰め込んだ中華料理屋さん「麻辣椀(マーラーワン)」から葉にんにくの個別オーダーを頂戴したので、たくさん納品してきます。
ここの麻婆豆腐は絶妙な辛さ(ただ辛いだけではない「美味しい辛さ」)を追求しているので、絶品です。ついでに菜園場の葉にんにくも、この時期限定で入っているので美味しいこと間違いなし(便乗!)。
ぜひぜひ。
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