この時期は夏野菜の苗の育苗をしています。
育苗は、種をまいて苗を育てる、なので言葉にすると簡単な作業なのですが、毎年同じ“ような”作業をしているのにもかかわらず、新しい失敗を必ずしています。
中でも今年大失敗したのが、トウモロコシの種まき。
今まである程度の適期に種をまいて、問題なく発芽していたので全然気になるような事態は起きなかったのですが・・・・。結論として、トウモロコシの場合、適温(25-30℃)を確保せず、水分量が多い状態にすると、あっという間に種が腐り、その結果発芽しない、ということがよくよくわかりました。種まき時の種の向き(尖った方向を下向きに)よりも、温度管理をはるかに重視するべきだ、というのが今後の反省点。
私がやらかした原因は、この時期寒いので基本的に種まき時、電熱マットを使っていたのですが、苗が増えてきて、電熱マットの上に空きがなかったので、トウモロコシの種まき時に、一部電熱マットを使わないで育苗をしたのが要因かと。
その結果、恐ろしいほどの発芽率の悪さでした。下の写真は育苗ハウスの中ではあるものの、電熱マットを使わず、ほぼ常温で種まきしたセルトレイの結果です。日中は気温を維持できていたので大丈夫だろうと油断したのがまずかった。
9割以上発芽に失敗しています。空いたセルトレイをほじくり返してみるとばっちり腐ったトウモロコシの種がでてきました・・・・。
一部電熱マットに乗せることができたセルトレイの結果がこちら。これもひどい。8割方失敗でしょうか。
しっかり温度管理して種まきをしたセルトレイがこちらです。
9割以上発芽しています。毎年これ位にはなっていたので、特に意識したことはなかったのですが、今年の失敗が良い経験に。
何回も育苗を行っていると、知らず知らずのうちに手を抜いて失敗への道を歩んでいる時があるのですね・・・・・。虫の活動が始まる前にトウモロコシの収穫を行うことを想定して早播きを行う場合、温度管理にしっかり注意しようと思います。
トウモロコシの種は良い値段するんだよなぁ・・・・・。高い授業料を払うことになってしまったので、来年度以降気をつけねば。
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